２０１０年のグッドデザイン賞の大賞が先ほど決まりました。
一般の方から事前の人気投票も広く募集していましたが、

ナインアワーズさん、ぶっちぎりのトップ！

当日のプレゼンについては、緊張しているという
９ｈｏｕｒｓを運営するキュービックの油井社長のツイートもありましたが、
いろいろな人のツイートを見る限り、とても素晴らしかったそうです。

しかしながら、残念ながら、一歩及ばず。。。

グッドデザイン賞金賞を受賞した１５点から、
最終選考の残り５点にまで絞られていたところまで残ったのですが、
ついに、最後はダイソンの扇風機にもっていかれてしまいました。
（残った５点　ダイソン、キュービック9h、ソニーブラビア、日産リーフ、富士フイルム）

　※決め方については、こちらから

あー、悔しいです。
まぁジムナストで今年も辛酸舐めている私が言うのも何ですが。

ただ、今回のグッドデザイン賞で証明されました。

コンセプト、想いに対して、デザインができることは何か？が。

私もこのナインアワーズが世に出る少し前からお声がけいただき、
プロジェクトに携わらせていただいたのですが、
ひとつひとつに対して、ものすごく丁寧に進めていらっしゃる印象を受けました。

もちろんそれは、枕についても、です。

統括されていたデザイナー柴田文江さん（デザインスタジオエス）からたくさん課題もいただきました。
その時、こんなような言葉がありました。

ジムナストの見た目の部分で少し施した工夫について

　「余分かも知れないけど、ムダではない。」

ニュアンスだけで申し訳ありませんが、
一流デザイナーの方とお仕事をさせていただくことは初めてでしたので、
私は、大きな衝撃を受けたことを覚えています。

すぐに何かが変化したわけではありませんが、
それ聞いた時に、私の頭で何かが変わりました。

デザインって、見てくれだけじゃないけど、見た目も大事。
そんな「矛盾だけど、正直な」ことが大切なんだなぁ。と。

そんなこんなで長くなりましたが、
今回のナインアワーズさんのグッドデザイン賞の件を受けて、
つらつらと書かせていただきました。

９アワーズさんでは、すべてのお部屋にジムナストをご用意いただいております。
みなさまの快眠のお役に立てること、嬉しく思います。

最後になりましたが改めまして、

　９Ｈｏｕｒｓさん、グッドデザイン賞
　　金賞受賞おめでとうございます。

またご一緒できたら幸いです。

枕のキタムラ
北村圭介