お客様とメーカー、その目線の間
今月から、新たにお付き合いさせていただく卸先様が3社あります。
そこで、ちょっと想うことがありましたので、まくろぐのネタに。
(自分たちは作る立場で言っているだけで、
本当にお客様の声を聴けているようで聴けてないんだなぁ。)
今回、やりとりする中で校正紙面に、ある写真が入っていた時でした。
【洗面台でジムナストプラスをザブザブ洗っている画像】
これはわたしから提供されたものではないことは明かで、
担当者が、おそらく自宅かで撮影された風景なのです。
それを見て、わたしはちょっと感動しました。
担当者は本当にお客様目線に立っていらっしゃるんだと実感しましたし、
わたしたちのまくらのいいところを、どうしたらお客様に伝えられるのか
試行錯誤してくれている姿勢を感じ取れたからです。
わたしは、「洗濯できますよ。お風呂場とかで手洗いして。。。」と伝えていました。
しかし、果たして、それで伝わるのかどうか疑問だったのです。
先方の顧客は、60代以上の方がほとんど。
店頭なら、身振り手振りで何とかなるかもしれませんが、
それを紙面上で表現するには、言葉では伝えきれないと思われたのでしょう。
たった一枚の写真が加えられただけですが、それがメーカーとしてとてもうれしかった。
なぜなら、顧客と同じように、わたしたちも大切にされていると思えたから。
なんでもあふれている時代。
モノが右から左に流れていく。
売れるモノがほしい。
どこでどうやって作ったかなんか関係ない。
で、いくらになるんだ。
できるだけ安くしてくれ、1000個発注するから。
あと、対応、頼むよ。
大量生産大量消費の時代に押されて、
わたしたちのものづくりと、その心はひどく疲弊していました。
そんな中、つくる人と売る人が、それぞれ責任を果たす、
そんなことを気づかせていただけました。
さぁ、今までと違う、先方の大切なお客様との出会うきっかけ。
このご縁を、わたしたちも大切にしていきたいと思います。
まくらづくり、精進します。
快眠、お届けします。
まくらのキタムラ
北村圭介
ホームページがフルリニューアルしました!
「これ、何屋のホームページなんだろ・・・」
今までのサイトは、5年ほど前から少しずつ更新を繰り返してきましたが、
実はこんな疑問がありました。
わたしたちのような小さな枕メーカーがインターネットという
巨大な情報網の中で勝負しようとして、存在感を出すには、
情報量やコンテンツを増やしていくのが至上命題でした。
そして、一心不乱に増改築を繰り返し、ボリュームを出していった結果、
冒頭の言葉になったのです。
そうです。
改めて自社のサイトを見たとき、
(なんとなくは楽しいけど、伝えたいことがよくわからない。)
正直、積み重ねたモノを変えるというのは、とても勇気のいることです。
個人的にも、かなりの想いを込めて、やってきましたから。
それを、ご破算とまではいかないまでも、
ある意味、リセットさせるのは、それなりにリスクもあります。
しかし、冷静に考えれば、ホームページとは【自社の営業マン】。
彼が、何を伝えようとしているのかが明確でなければ、
お客さんの求めるモノ、お持ちの疑問にキチンと返答ができてなければ、
まったくの無用の長物となってしまいます。
ですから、思い切って、リニューアルをすることにしました。
実は、この決断ができたのは、もう一つ、大きな理由(わけ)があるんです。
それは、その手伝いをしてくれる、強力なチームの存在。
制作会社(スタジオディテイルズ)、カメラマン、そして、ライターさん。
彼らがいなければ、実現はしませんでした。
わたしたちの目指している想いを、ロジカルに整理整頓してくれて、
それをキチンとした、目に見えるカタチで表現してくれる。
つくり手の想いを、つかい手に、わかりやすく伝える。
これは、とても困難なことなんです。
誤解を恐れず言えば、そもそも【使う言語】が違うので。
しかし、これを見事に翻訳してくれたのが、このチームです。
わがままに付き合ってもらって、感謝しています。ありがとうございます!
見るヒトがどう受け止めるかという点において、あくまで客観視にこだわりました。
枕のキタムラの営業マンが、みなさまにお伝えしたいこと、
それは、
お届けしているのはまくらではなく、快眠です。
という、とってもシンプルなことです。
きっとみなさまが、枕のキタムラに期待をすることはこのことでしょう。
ですから、そのために、わたしたちはがんばっていきます。
一人でも多くのヒトに、ぐっすりおやすみしてもらって、
目覚めたときに、元気よく「おはよう!」と言ってもらう、
そんな毎日を想像し、わたしたちはワクワクしています。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
ぜひ、お友達ともシェアなんかしてもらったら、うれしいです。
ちなみに、トップページのキャッチコピーは、更新ボタンでいくつか変わります。
これなんか、「そうそう!そうなんだよー!」と思っていただけたり(笑
まくらのキタムラ
北村圭介
馴染みと一見
「馴染み」と「一見」
そう聞くと、飲食店、特に小料理屋やお寿司屋、
もしくは、夜のクラブなどを思い出すかもしれません。
いずれにしても、私の中では、「大人」をイメージさせます。
「一見様お断り」と店先に書かれていると、「何だ偉そうな!」と憤慨するものだけど、
聞けば、実は、店側の遜(へりくだ)った表現なのだそうで、
つまり、初めてのお客様は、好みや背景など、どのような方かも分からなく、
おもてなしの仕方を間違えて、失礼をしてしまうことがあるから
どうぞご勘弁を、ということなのです。
「馴染み」といえば、今でいうと、「顔パス」とでもいうのでしょうか、
店側も勝手知ったるお客様ということで、サービスがしやすいということ。
まぁ、まわりくどいことには変わりなく、そこが大人の断り方なのかもしれません。
ちなみに、私は、「一見様お断り」という看板すらみたことありませんが。。。
さて、我々の商売でも、馴染みと一見の関係はあります。
「既存」と「新規」
こう言い換えられるかもしれません。
既存の関係であれば、お互いの信頼関係のもと、
「あれ、頼むよ」と、一瞬で発注・受注は終わります。
例えば、美容院なら、「いつもの感じで」みたいな。
しかし、ここに潜む悪魔、それが「慣れ」です。
親近感と緊張感は、およそ反比例するように、仕事のクオリティにも影響があります。
かゆいところに手が届くのが、馴染み
かゆいところに手が届かなくなってしまうのが、慣れ
最優先にワガママがきくのが、馴染み
後回しにして、謝りやすくなってるのが、慣れ
かのドラッカーさんは、ビジネスにおいて重要なこと、
それは「顧客の創造」である、と言っています。
たしかにそうだ。そうだ。
ただ、やはり私は「既存」の方を大切にしたい、しなければいけないと思う。
なぜなら、今があるのは、既存の顧客のおかげ以外、考えられないから。
だからこそ、「慣れ」てはいけません。
枕のキタムラ
北村圭介
北村 圭介
株式会社kitamuraJapan
代表取締役
大正12年創業の枕専門メーカー「枕のキタムラ」4代目。曾祖父から伝わる経験やノウハウを活かし、眠りに対するキタムラのエスプリを枕にしています。枕屋4代目のブログ「まくろぐ」では、枕のことがメインですが、睡眠やモノづくり、マーケティングなど独自の想うことを書いていきます。

















