ＮＰＯ法人メイドインジャパンプロジェクトで専務理事を務められる
レイマック代表の豊田礼人（あやと）さんが講演をされると言うことで、
「これは必見！」と会場へ足を運びました。

なぜ？

豊田さんの本業は「中小企業診断士」です。
つまり、我々のような小さな会社の強い味方になってくれる頼もしい方。
人柄で言えば、その逆のような、とても物腰の柔らかい方で、
僕なんかに対しても、話をするときは同じ目線で
わかりやすい言葉を選んで、話をしてくれます。

笑顔とか、かなりの癒し系です。
僕が言うのも何ですが、ムチャクチャいい人！

しかし、その中にも、僕みたいな若造からも
何か吸収できることがあるんじゃないかと常に鋭い耳と目を持った、
とにかく尊敬できるビジネスマンの一人です。
そんな豊田さんの講演とあっては行かない理由がない。

今回のお話しのテーマは、「デザインのチカラ」

初めは「ん？」と思いました。
だって豊田さん、ものづくりする人じゃないじゃない？と。
しかし、実はこれ、セルフブランディングのお話しだったんですねぇ。

デザインの意味って、皆さんご存じでしょうか？
あまり考えたことがない方が多いかも知れませんが、

　デザインには、「計画」という意味があるそうです。

つまり、「セルフブランディングについて計画を立ててみよう」というのが
今回の豊田さんの講演の内容になります。

前もって計画をすることで、多くの無駄をなくすことができる。
行き先を決めてしまえば、そのために何をしていくべきかが明確になります。
よくある、「東京へ行きたいのか、大阪へ行きたいのか」っていう問いです。

あ、「よくある」と書きましたが、
完全に名古屋目線での話ですね、すいません。

とにかく「目的地に向かって、では電車か車か、
あるいはその他の交通手段か？」を選んでいけばいいわけです。

そうです、それからはプロセスのお話しになります。
ある方のお話しを引用されて、豊田さんはこう述べられていました。

　「働いていて、前半（１０年から１５年）は、いかだ下りだ」

就職をしてからのその期間は、いわば川を上からいかだに乗って下るようなもの。
つまり、流れに乗って、岩などの障害物を避けていくのです。
ちょっと受動的になる部分がありますね。

しかし、川下になるにつれ、川の流れは緩やかになり、
合わせていかだをコントロールするスキルが身に付いてきて
避けることも、いとも簡単になってきます。

そこが、ターニングポイント。

そのタイミングで、何か新しいことにチャレンジしたくなる人もいるようで、
４０歳を前に著しくその傾向にあると豊田さんは言います。
では、どうするのか？

　いかだを降りて、山を目指すのです。

豊田さんの場合では、初め一部上場の印刷会社へ入社。
１０年ほどで、そちらから、中小人材系ベンチャーへ転職。
その後、５年を経て、独立をされたのが、今から3年ほど前です。

レイマックでは、これらの経験を活かしたコンサルタントが人気で、
驚くほど充実した内容の小冊子（なんと無料！）は
飛ぶように手元から離れていったそうです。

「無料だからでしょ？」って方、読んでみたら分かりますよ。

セミナーは１時間半で、あれもこれも内容は凄かったんですが、
最後に、僕が勉強になったうちの一つをご紹介。

　何でもそうですが、集客してからすぐに販売じゃ
　これからの世の中、太刀打ちはできない。
　まず、集客から販売の間にもう一つ小さなステップを作りましょう。

　それは、「モチベート」という段階です。

　ワクワク感や、ドキドキ感を駆り立てられると
　人は思わず行動に移します。

ここを僕も勉強していかなければいけないです。

その後はワークショップが開催されて、参加者からも活発な発言もあり、
豊田さんの人柄を表す、とても和やかで、充実したセミナーでした。

＜熱弁を振るう豊田氏＞

レイマック

豊田さん、こんな人です。

メルマガも面白くて、知らない間に「なるほど」と思わせる内容なのに、
こんなにスラッと読める文章はありません。
是非、購読してみてください。

まくらのキタムラ　北村圭介