幸せな一日を過ごした次の日、午前中時間があったので、
初めてになりますが、靖国神社へ行ってきました。

そこにある遊就館へどうしても行きたかったのもあります。

いろいろな意見の方がいらっしゃるかもしれませんが、
それはともかく、一度自分の目でも見てみたかったからです。

正直な感想ですが、また行きたいです。
いえ、正確に言いますと、行かなければならないと思っています。
いくつかの遺書がありましたが、それを全て見るまでは。

日本という国のために、自らの命を捧げてきた先人達。
是非はあるかもしれませんが、
その多くが持っていたのは愛国心・護国心という純粋な心だけです。

こんな事を言った人がいます。

　　　「戦争から学んだモノなど何もない。
　　　　もしあると言ってしまえば、
　　　　戦争が必要なモノになってしまうから」

旧ユーゴ・ボスニアヘルツェゴビナ出身で、
戦火の中、家族と引き裂かれた経験を持つあのイビツァ・オシム氏です。

被害者の想いとは、これが本当なのかもしれません。
しかし、このことに関して、きちんと自分なりに理解していない
僕から述べることは何もありません。
ただ、ひとつ言えること、それは、

それがあったから、彼らがいたから、今の自分たちがある。

これは、過去であり、事実です。
良いとか悪いとかではありません。
彼らの想いを感じ、罪を憎んで人を憎まず、ということでしょうか。

とにかく僕は靖国神社で、戦没者の方々に手を合わせました。
それが今の僕に、「できること」です。

まくらのキタムラ　北村圭介