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号砲 Fanfare

2021年1月 7日 16:25  その他経営

ブログをnoteの方へ移していこうと考えています。
お手数ですが、下記よりアクセスいただければ幸いです。

まくらのキタムラ
北村圭介





kmmmmm




[つくり手ブログサービス終了]によせて

2020年10月22日 10:07  その他

1通のメールを頂戴した。タイトルには、「【重要】つくり手ブログサービス終了のお知らせ」とある。内容を確認する前に、脳内が反応し、背筋がピンとした。

「ついに、、そうか、、」

ここ半年は、忌々しきノートリアスなウイルスのせいで、こういった知らせをもらうことが増えた。そのどれもに少なからず心を痛め、店主を想い、店内やそのときの会話、そこにあった空気感を思い出す。そして、嫌なことに、それにも少し慣れてきている気がしなくもない。

ただ、今回は、ワン・オブ・ゼムで括って、「しかたないや」と流してしまうにはあまりにも忍びなく、勝手な解釈をもってブログを認め、残しておきたいことがある。

残念ではあるが、一つの大きな役割を終えたのだと思うと、とても感慨深いのだ。
DSCF0232.JPG

「・・・開店は2005年、その翌年2006年につくり手ブログを開始しました。」

もう15年も前、か。。

今でこそ、個が広く発信できるインフラが整い、言わずもがな、一億総メディア(これちょっと昭和の香りがします)と言われて久しいが、その当時、世間(あえて)と語り慣れていない武骨な職人たちに対して、自由に想いを伝えられる場を開放したことが、どれほど無謀でリスクの高かったことか(苦笑)

「Wake not a sleeping lion.」をしてしまったわけで。

そういう意味においても時代の先端だったし、とんでもなく希少で貴重なツールだった。現在、つくり手にフォーカスをし、その裏側のストーリーを伝えるECはたくさん増えたが、間違いなく、その礎を作ったコンテンツであったことは、誰もが認めざるを得えないだろう。WEBを通じてモノが売り買いされ始めた、インターネットの黎明期。日本の小さな生産者が、問屋や卸先の目を気にせず、声高に表舞台に立てるサキガケだった。

だから、多くのつくり手が、ここをベンチマークしていたし、ここにいるつくり手に憧れたし、そして、ここから羽ばたいていった。もちろん私もその恩恵をあずかった一人として、心から感謝申し上げたい。

さて、前置きが長くなってしまったが、その男気ある?プラットフォーマーとは、スタイルストアさんだ。サイトのやさしい雰囲気からは、猛獣使いの様相は垣間見れない。(当たり前だ)

常に、つくり手に寄り添い、迷うときは親身になって相談に乗ってくださり、自身のプロダクトを、自身の言葉で語ることの大切さや、何よりそれがユーザーにとっても求められているのだと、丁寧にライオンに教えてくれた。ガルル

思うに、一方で、それは、つまり、自分の発することに責任を持つことでもある。プロダクトを作れば、誰かが売ってくれてた時代から、そこに自分でどのような価値を加えるか。生みだしたモノに心や想い、信念や愛という言葉かもしれないが、注入をする。値決めや経営的な視点も加わってくるし、伝統の継承や取り巻く自然環境のことを含むかもしれない。それらを身にまとったマスターピース(完成形)について思いの丈を語って初めて、求めるお客さんに出会い、その手に渡るし、まぁ、渡らないこともあるよ。ドンマイドンマイ。

そんなようなことを、時に商談時に、時に商談後、一緒に朝まで飲み明かした夜に、そして、時に、商談もそこそこに、居酒屋で飲み始めてた昼間に(もう時効!)、滔々と説いていただいた。詳細をば、ほとんど覚えてはいないが、いやはや懐かしい。

生きとし生けるものには始まりがあり、またいつか終わりがくる。しかし、どこからきたのか、そして、どこへ向かうのか、誰も知らない。

昔、高校生のとき、「風」というタイトルの詩をノートに書き綴っていた。懐かしさを運んでくる君(風)に出会う度に、ふとしたその瞬間、フラッシュバックしたように過去を思い出す。ひょっとしてそれは、自分を通り抜けた君(いちいち、風のこと)が、地球中、旅をして、自分の元へ還ってきたのではないかと。

勘のいい方ならお分かりかもしれないが、あるアーティストの「風」という楽曲に触発され、勝手に作ったアンサーソングというわけだが、だから何だという内容で、いかにヒマな学生生活を送っていたのか想像に難くない。夢を見ていたんだろう。

サービスは12月4日までだというから、この際、恥を忍んで、リンクを貼っておきたい。つくり手ブログ

誰も見やしないのは承知だが、お店の雰囲気をほとんど無視して、突然、こんなリテラシーのないことをダラダラと書き綴っていても、検閲なしで公開OKだったのだから、本当にすごい。いや、正直、ご迷惑をおかけしていた気もしてきた。ごめんなさい。。。何もわかっていなくて、ただただ懸命だった。

こうして書くと、サイトも閉じてしまうのかと誤解を招きかねないが、そんなことはなく、2021年には、大幅リニューアルを考えられていらっしゃるとのこと。つくり手でありながら、いちスタストファンとして、今後もさらなる角度へ進まれていくことを心から楽しみにしたい。

これからも、どうぞよろしくお願いします!

まくらのキタムラ
北村圭介


下記、一部編集はさせてもらったが、スタイルストアさんの承諾を得て、いただいたお知らせメールをペーストしておきたい。温かいお母さん的な存在です。

お取引先の皆さまへ

平素は大変お世話になっております。
本日は、当店の「つくり手ブログ」サービス終了のお知らせをご連絡させて頂きます。

スタイルストアの開店は2005年、その翌年2006年につくり手ブログを開始しました。ブログという場を通して、商品ページでは語り切れない背景にある話、つくり手のこだわりや想い、イベントや個展の告知などご活用頂いて来ましたが、2020年12月4日(金)をもって、本サービスを終了させて頂くことになりました。

2021年中ごろを目処に、弊社ではスタイルストアの大規模なシステムリニューアルを予定しております。それに伴い、現行の仕様やサービスを見直す中で、開始当初はブログが担っていた役割をSNSが代行する場面が増えてきた現状もあり、つくり手ブログについてはいったん終了するという判断に至りました。

お客さまへの情報発信の場としてご活用頂いていた皆さまには残念なお知らせとなり心苦しい限りですが、ご理解、ご賢察のほどよろしくお願いいたします。

長きに渡り、つくり手ブログをご利用頂き、ありがとうございました。 私たちスタッフも、皆さんのブログ記事を通して、勉強になったり、励まされたり、商談では知り得なかった一面に親しみが湧いたりと、更新を楽しみにしておりました。

また別のかたちで、商品とつくり手の魅力を発信する場を作っていきたいと考えておりますので、引き続きスタイルストアをどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社エンファクトリー
ショッピングユニット MDチーム




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