産学連携枕共同開発プロジェクト

産学連携について

中京大学総合政策学部では、学部カリキュラムの一環として、プロジェクト研究を立ち上げて、担当教員の指導を受けながら学生が主体となってプロジェクト運営を行い、「自ら考え、問題を見つけ、解決できる、幅広い分野で活躍できる人材」の養成を図っています。
宮川ゼミ(プロジェクト研究)では、今年度はKitamura Japanとの産学連携プロジェクトに取り組んで、新しいマクラの開発提案や製品のプロモーション協力などを行い、OJTを経験しながら社会人基礎力の向上を図っています。

目的

経営学を実際の社会の中で使い、お手伝いをする。On the job trainingそして、社会人基礎力の向上を図ります。

理由・経緯

私たちの身近である地域の企業と、産学連携をしたいという思いから、地場産業で受け入れていただける企業を探したところ、「枕のキタムラ」さんを見つけました。「枕のキタムラ」は、伝統的な地場産業の枕会社です。そんな地元の会社と連携し、商品をつくりあげて、販路を広げていく『産業連携プロジェクト』が始まりました。

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Kitamura Japan 代表取締役 北村圭介からのメッセージ

北村圭介依頼は突然でした。
4月のある日、会社の電話が鳴り、電話口から、「中京大学の宮川です。」と。なんでもゼミの一環で、企業と一緒に取り組みながら、社会人基礎力を養っていきたいとのこと。正直、面倒だなぁと思ったのですが、ここ数年はインターンシップ制度などで学生と関わる機会が増えていて、彼らのポテンシャルには関心があったため、まずは一度話を聞いてみようと日程を調整しました。
 
ゼミの方に初めて来社いただいたときは、7?8名いらして圧倒されました。みんなの顔は一様に好奇心に満ちていて、私は、何か面白いことが出来るかもしれないと直感で感じ、同時にその期待に応えてみようという想いになりました。
 
そして、打ち合わせをしていく中で、その場で連携のオファーも受諾したのです。中京大学といえば、今や全国的にも有名な大学です。地元では5本の指にはいるほどかもしれません。そんな大学からのビジネスに関する依頼に対して、私の挑戦心もかき立てられたことも事実です。
 
さらに、もう一つの理由があります。実は私自身、10年前、彼らと同じ学舎で学ぶ学生でした。ただ当時の私は、まったく積極的ではなかったし、社会に適合しようとする意志もなかった。今思えば、そんな学生時代を後悔していないと言えばウソになります。
 
あれから10年が経ち、経営者として、それなりに社会へアプローチするようになり、改めてあのころの自分と照らし合わせて、目の前にいる彼らのために何か役に立てるのであれば、当時の自分に対しても報いることが出来るのではないかと思いました。
 
3つのグループと2つのプロジェクトを進行させていますが、私はとても楽しんでいます。もちろんうまくいかないことも多かったり、思い通りにいかなかったりもしています。
しかし、純粋で真っ直ぐな彼らと一緒になって悩んだり、考えたりすることで、いつも新鮮な気持ちになります。
 
商品化を実現させ、世の中一人でも多くの方々に使っていただきたいと思います。そして、後輩たちの半年間の経験が、のち彼らの人生の何らかの役に立つことこそ私の願いです。
 
 

中京大学 総合政策学部 宮川ゼミ 宮川正裕からのメッセージ

宮川正裕「未開拓の市場に対するマーケティング・リサーチをし、販売促進に繋がる市場を見つける」「場を検証し、販路拡大を共に進める社長の右腕となるインターン生を募集!」という、意欲的なインター生を募集している企業があることを知ったのは、今年4月中旬のことでした。
 
ゼミ生が、産学連携プロジェクトに応じてくれそうな企業を数社リストアップし、自分達が取り組みたい企業とコンタクトを取って絞り込まれた連携候補企業の一つが、Kitamura Japanでした。
 
中京大学総合政策学部は、社会が求める人材を育成することを基本方針としており、当ゼミでは、2年次に経営学理論と実践的マネジメント手法を学び、3年次には社会人基礎力の育成を図るために、産学連携プロジェクトに取り組んできました。
 
企業で働くために必要とされる能力は、企業組織の中で試行錯誤を繰り返していく内に身についていくものであり、「OJTを通じてこそ社会人基礎力は育成されるのだ」という考えを我々は持っています。そこで、産学連携プロジェクトを通じて、新規商品の開発、販売、プロモーション活動のお手伝いをすることで、企業側には、新商品の開発と拡販という業績成果が得られ、学生には社会人基礎力向上成果が得られるというwin-winの成果目標をもって、同社との連携プロジェクトをスタートさせたのです。
 
始めは、枕という地味なイメージの商品開発に大学生がどう取り組んでいけば良いのかと戸惑いましたが、販売店での他社製品研究やアンケート調査の結果を踏まえた商品提案や広報活動のサポートを行い、わいわいがやがやPlan-Do-Study-Actのサイクルを回して試行錯誤を続けています。
 
学生の提案への思い入れは強くても、この業界で30年以上に亘って培ってきたプロの目から見て、コストや使いやすさの点で市場性が低い提案は却下され、落ち込むこともあるようです。しかし、ゼミ生には、臆せず諦めず粘り強く挑戦することで「考え抜く力」「提案力」「前に踏み出す力」を身に着けていって欲しいと思います。
 
当大学OBの北村社長をはじめ、プロジェクトに関係されている皆さんのご指導とご協力のお陰で、「キャンパス発のイノベーション」創発に向けて皆で真剣に(そして楽しみながら)取り組むことができ、その成果に大いに期待しています。