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アメリカ初展示会・成功への10のコト(前編)

2016年10月 6日 14:03  MIJPその他

2016年8月、アメリカ・ニューヨークで開催されたNY NOWに出展をした。
まくらのキタムラ(Kitamura Makaura)世界デビュー戦は、
とてもエキサイティングだったことは言うまでもない。夢のような4日間だった。

今回、右も左も分からない中だったが、私なりに考えた戦略、行った準備を、2回に分けてご紹介したい。
題して、「アメリカ初展示会・成功への10のコト」。
タイトルが、ちょっとダサい気がするが、いい感じのが思いつかないから、先へ進もう。

意味があったかなかったは分からないが、かかった費用も併せて載せておくので、
いつか誰かの参考になればと願う。

ちなみに前提として、初めて市場投入する上で、今回は調査がメインで、販売は考えていなかった。

1.なぜ、この市場を目指すのか?を落とし込む。
まずは、机上の空論。ザッと事業実行計画を立てる。
同時に、参考になりそうな、海外のビジネスモデルをWEBで探して、探す。
展示会は過去の事例なども、調べられるだけ調べた。聞ける人は、あまり周りには居なかった。

ブランディングにとってこれは一番大切だが、海外の市場なんて、まず掴みどころがない。
第一、リアリティがないので、妄想すればどれだけでも広がっていく。

とはいえ、ヨダレをずっと垂らしていても仕方ないので、冷静になり、
ターゲットは、3億人ではなく、まずは、30万人でいいと決める。
その他、世代や男女、年収なども。何事も決めないと始まらないからだ。

ここに費用はかからないが、時間は2週間くらい要したと思う。
考えごとは、仕事をしていないように見えるので、社内の視線に耐える日々。。。

2.英会話教室に通う
他の人がいると恥ずかしくて遠慮してしまう私、日本人だから、
少々割高でも、1対1の英会話教室を選び、向こう半年間の契約をしてしまった。
社内にもそのことを伝え、追い込む。レッスン費用は、すべて込みで、35万円ほど。

学生時代に留学経験があるとはいえ、自身の英語はカジュアルすぎると思うし、
やはりビジネスをするなら礼儀として、もう少し丁寧に話が出来なければならない。
それ以上にヒアリングは、もっとも大切なポイントとなるため、ここは恥を忍んでLet's Study English

3.ロケハンに行く
下見、という意味。実は開催の1ヶ月前に、NYを訪れた。
居ても立ってもいられなかったわけだが、予防接種みたいなもので、
そこで街中をザッと歩き、人に触れることで、耐性を作る。

そして、せっかくなので、度胸試しに、セントラルパークで、ガチンコ市場調査をしてみた。
2016-07-16 12.17.39.jpg

結果を言えば、ほぼ90%がスルー。8%がチラ見。2%が挨拶程度。
ならば、と、こちらから、日光浴している彼らに突撃インタビュー敢行!
するも、さすが、ニューヨーカー。皆、冷たかった。。。夏にはピッタリ!と強がってみる。
いずれにしても、これで私は耐性を作れた、と思う。寂しかったけど。

渡航費用13万円(デルタ航空)を、マイレージを使って7万円程度に。
その代り、名古屋からホノルル、LAの2回乗り換えで、トータル23時間。
ホテルはBooking.comで、セントラルパーク近くに2万円×2泊。

4.搬入
展示用商品はハンドキャリーで、枕2点(北米仕様を別途開発)を、スーツケースに詰めた。
これで未配達という心配もなくなるだろう。(この時点で、ロストバゲッジのリスクが頭にないw)

結果的にこれはよくなく、バイヤーからは「もっと自分たちの商品を持って来い」とお叱りを受けた。
ならば、次回は、我々の持てるすべてを見せてやる!
コストとしては、エア代が早割で12万円程度(キャセイ航空)。
帰りは、なぜかプレミアムエコノミーにしてもらえ、17時間中、いたく感動した。

ちなみに、アメリカの資本主義というか、労働者を守る感覚は、我々のそれと比べると異常なくらいで
会場内では、自分で代車を引いていけないし、パネルひとつ貼ることも許されない。
つまり、代車は搬入業者、パネルは施工業者の仕事だというのだ。
当然、そこに費用が発生する。「そのくらいいいじゃん」は通用しない。
だから、北米の設営費は、ザッと日本の2倍はすると考えた方がいい。

5.宿泊
8月は夏休みでハイシーズン。
マンハッタンで、そこそこのホテルなら、150から200ドル以上は平気でする。
なので、前述のロケハンの時の価格くらいに、どうしてもなってしまう。
すこし離れれば安くはなるが、それでも100ドル以上はするし、治安のことも不安と言えば不安だ。

私は、迷わず展示会場近くを、Airbnbで探し、8日間840ドルで契約できた。
家主と朝のコーヒーや、夜な夜なビール片手に会話することもあったが、いい時間だった。
以前もブログで書いたが、現地の、彼らの生活を知るためには、これに尽きる。

以上、後半に続く。




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